日産 ローレル

【施工メニュー】カーコーティングtypeA

 

【色】シルバー

 

【保管状況】屋外

今回のカーコーティング施工車は日産ローレル。もう20年前の車両ですが、ローレルと言えば往年の日産を代表する車の一つでありましたね。

 

また、この時代のFR(後輪駆動車)は直6エンジンかつ、パワフル。車造りには当時のエンジニアの意気込みが車全体に伝わっているイメージがあります。

「ヘッドライトをコーティングして欲しい」

これが最初、お立ち寄りになった時に言葉でした。また、中古車のローレルを購入したばかりとの事で、特にヘッドライトを大切に維持したい意向があった様です。

 

施工前の状態


こちらのローレルは年式を考えても、塗装コンディション自体は素晴らしく、特徴としては「硬い塗装の部類」です。

※研磨圧傷消しのテストにて分かります。

 

ボディー全体には深めの傷が数か所あり、またボンネット、ルーフには強いクレーター(スポット)が付着しており、これらは長い年月をかけて直射日光とスケールの付着で、ボディーに染み付いているような状態でした。

 

こうなりますと、容易くクリーナーや研磨で取れるものではありません。

施工開始


まずは洗車、ホイールから各箇所、ボンネット内の際からドアヒンジ、トランク内の際と隅々を洗浄していきます。

この作業では、単に洗浄するだけではなく、隙間等に詰まっている油分を徹底的に取り除いていきます。

そして洗浄後に、スケール(無機質)除去作業を車のガラス以外の場所に施していきます。

 

 

このスケール除去作業は、何度も何度も塗布して行う事で、のちの仕上がりに影響して来ます。

 

そして、次に同じ手法で有機質除去し、油分が徐々に取れ始め、全体がスッキリした状態になります。

 

 

これらの作業は研磨前に必ず行い、約3日間丸々かかる作業です。

磨きを入れる前に、このような下地手順をすることで完全にボディーを素の状態にしてあげることで、普段の洗車もスムーズに行うことが可能となります。

【研磨前のマスキング】

 

 

僕らは、コーティングをする際に下地処理として「研磨」を行うのですが、その重要な面で最初に確かめる事があります。

通常はカラーがソリッドかパールか等を考える技術者の方もいらっしゃいますが、最初の時点で、「塗装の硬さ」をまず確かめます。

最初に行う、初期の研磨前に必ずテストし、傷を消しながら、塗装硬さを確かめる事が非常に大切です。 

 

通常、磨く工程では加圧と技術がありますが、最初から力任せで、この加圧はよくありません。

特に、当店のようなブラックブース内では、あるゆる小さな傷から研磨中に加圧した研磨による自身のキズがすぐに発覚してしまうため、初期テストの段階でどのコンパウンドがノーマル加圧の時点で、マッチしているかを探りながら決めていきます。

 

これらは、傷消し度合いのメニューによっても変わりますが、傷消しテストと同時に艶加減の表情がどのように変わっていくか?等も仕上げバリエーションの中で、初期研磨に対するアプローチを変えていくことがあります。

これらの最初の手順で、加圧も加える事もあるのですが、どのようなイメージで仕上がりをするか?は、この時点から始まっています。

初期研磨後

今回のローレルに関しては、水垢等が深く染み付いており、その箇所へは「サンディング」というペーパーがけを行いました。
※深いクレーターは、研磨では限界があるため。
通常は、余程でなければ行う事はありませんが、今回はお客様の要望に答え、数工程入れたサンディング作業を施しております。上記写真のような、1工程目で大切な事は、目的の傷消しを達成するです。
そして、2つ目は1工程目の艶加減と質が、今回の完成後メニューにこの時点で達成しているかです。特に、サンディング箇所や深い傷消しを行った場合、周りとのトーンが変わってしまうため、1工程目では調整もある程度行っています。
次に水溶液樹脂コートを塗り込み作業が入り、一気に艶ともに鮮明度を上げていきます。
今回は、VA-O5iという樹脂コートを使用しました。

施工後写真