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  • 執筆者の写真Valkyrie Archie ヴァルキリー・アーチー G鈴木

「GTRについて、考えてみる、、、。」エピソード3

こんにちは。梅雨もまだ途中段階、真夏に向けて真っしぐら、皆様はコロナ後の、この夏どう過ごしご予定でしょうか?本日は、前回に引き続き、更に深いった内容として「何故、スポーツカー4WDであるべきではないのか?」です。


 これはGTRという車を通して、私自身、長い時間をかけて問いただしてきた事なのですが。初代KPGC10は軽量ボディに直6の後輪駆動。第2世代のR32は、ベンチマークはポルシェとしながらも、レースに勝つために作られたスーパー4WD、次世代「いつでも、どこでも、誰ども」と言うオールマイティーな性能を持ったR35に関しても、R32延長上に乗った4WDでした。第2世代に関しては、ノーマル以外にVスペック、更にVスペックⅡ、N1と、34後期などはMスペックというモデルまで登場しました。

GTRとはあくまでサーキットに特化した車両であり、そのための4WDであった訳です。この先鋭4WDは、トラクション性能を引き出すという点では最高の性能を発揮しますが、スポーツカー本来のドライビングという観点から考えますと、2WDの後輪駆動からは「車を操る」と部分からは、どうしても魅力が半減されています。

 例えば、現代の欧州メーカー、フェラーリ、メルセデス、ポルシェなどを見てみますと、やみくもに4WDにして来ないのは何故か?ということです。600馬力の車でさえ、リアタイヤは若干のスライドをさせながらも、きちんとグリップさせています。性能としては「速さ」は欲しいのは勿論なのですが、車本来の挙動や動きを欧州メーカーは大事に考えていますし、それら部分を車の動きの重点に対し、ドライバーにインフォメーションをゆっくりと伝えるような車作りを最初の時点から設計しています。

 GTRに必要だと個人的に望むことは、4WDと2WDのラインナップを揃えて欲しいというのが、私なりの見解です。単にドライブシャフトを外したものではなく、ドライバーが楽しめる、またそこに上質なハンドリングと精巧な電子制御、そして、これらに軽量化したリソースを加えることで世界一級の上質なスポーツカーとして誕生して頂きたいと考えます。

4WDには利点がたくさんあるが故に、スポイルしてしまっている点を特に国産自動車メーカーの首脳陣はも少しご理解して頂きたいと考えます。次回は引き続き、エピソード4、テーマは「GTRのデザイン」に触れていきたいと思います。    

                                                                                                        Valkyrie Archie代表 G鈴木





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