久々のブログ投稿となりますが、どうぞよろしくお願い致します。横浜市山手地区にて、カーコーティングを主体とした室内予約制のプロショップ「ヴァルキリーアーチー」のG鈴木です。
さて、最近お客様からの質問で最も多いのが、「コーティング剤は、どのようなものを選べば良いか?」です。現在、世の中には様々なコーティング剤はあるので、特に高価なガラスコーテイングにしても、何がお勧めか?は、とても悩むところかと思います。
今回は、一般ユーザー様に向けて、何が重要かを少し触れてみたいと思います。そもそもガラスコーテイングは、ガラス皮膜によって形成、硬化させてボディを守るとされていますが、元は建築や建設ので使用されていたものを自動車用に開発、派生したものです。中でも多くのガラスコーティング剤は、ポリシザランという物質がメインに含まれてあり、この物質の持つ、性質が本来、水との相性がよくありません。
洗いやすさというメリットもあれば、同成分同士を引き付け易いというデメリットも同時に発生するのです。特に、屋外保管車であったり、洗車を怠る場合等は、同成分の無機質付着が激しく、かえってボディー汚れを酷くさせてしまうケースが多々あります。
ポイントは、ポリシザランが含まれている時点で、どのガラスコーテイングを使用しても、最悪、デメリットは同じような結果になるということです。
また、ガラスコーテイングを何層もかけたものもありますが、あくまで表面上に起こる現象は同じであり、この成分が含まれることによって、どのコーティング剤が極端に特化することは、まずあり得ません。どのコーティング剤を選ぶか?が重要でなく、瑞々しい艶を求めれのであれば、その前の下地洗浄と研磨精度によるものが何より大切です。
私自身、ガラスコーティング施工後の再施工は、かなりの数を行ってきましたが、特にデイ―ラーコーティングは、下地の処理がきちんと行われていないため、艶落ちが激しく、同成分同士の付着、そして無数に傷が入っているものが殆どです。
当社の施工環境では、ブラックブースという通常では見えない傷が見えることにより、コーティング上に付着している本の僅かなものまで、はっきり見ることが可能です。コーティングはいかに車を綺麗に維持できるか?で、ユーザーの方は好まれると思うのですが、コーティングを活かす手段として、下地処理の手間がどれ程かかっているか?で選ばれるのが正解であると言えます。
その手間とは、どう判断すれば良いのかは、施工日数と施工環境で判断して良いかと思います。具体的に、施工期間は、本当にきちんと細部まで仕上げるとなると1週間弱と言えますが、最低でも4日間は必要です。この以下の日数であれば、約5割か6割以下の精度で仕上げられていることになりますから、高価な金額で施工を考えている方には、明らかに不向きといえるでしょう。
施工環境に関しては、ベストはブラックブースですが最低でも、横壁は黒色で室内は精度の良いLEDライトが装備していることです(白壁のブースは、傷を見える限界があります)。
施工の際に、小さい傷まで消す事が可能か?は聞いて良いかと思います。上記のような条件が整っていれば、あくまで最後の手段であるコーティングが活きる過程を十分に行なっていると思います。その上で、撥水性のタイプ性能などをお好みで選定すれば間違いないでしょう。まず、どのコーティング剤ありきか?で選んでしまうと、必ず、仕上がり精度と施工後の問題に直面してしまいます。
当社では、このような多くの問題から、いかに軽減に対して対処していくかを重点に置き、ポリシザラン物質を含まない新開発の硬化型ハイブリッド・ガラスコートをメインに使用しております。どんなに高価なコーティング剤を使用しても、メリットと同時にデメリットは発生してしまいますので、十分な洗車をする前提にコーティング剤を選んでいただけたらと思います。
次回は、弊社での施工車案内をお届けしたいと思います。
ご愛読、ありがとうございました。
G鈴木
【予約制カーコーティング・パドック ヴァルキリーアーチー】
神奈川県横浜市中区本牧間門25-11 プロミネンス本牧103
HP www.valkyriearchie.com
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