
前回に引き続き、作業経過です。ポルシェ930となりますと、年式が古いながらもスボーティさとクラシカルな雰囲気を持つ、実に「良いポルシェ」ですね。
クラッチの重さは、現代の車とは比べものにならない重さですが、デザイン含め、シルエットすべてに独自な雰囲気が漂っています。
さて、まずは全体を洗浄。細かな所はいつもの様に専用ブラシにて汚れを落としていきます。


他、今回に関してはオプションご要望もあり、エンジンルーム内のクリーニング、コーティングもします。


そして、ヒンジ内も徹底的に綺麗にしていきます。

この時点では、あくまでシャンプー使用のみですが洗浄後は、特殊クリーナーにて「無機質」、「有機質」を取り除いていく作業をします。
研磨前による、この下地作りは2日間を要しますが、この処理が後の仕上げに大きく影響していきます。
ボディー全体を洗浄(細かい箇所も含め)し、通常はホイールを先に行いますが、問題はこちらの症状。

欧州車のモールに付着している症状と酷似していますが、白く濁り長い期間染み付いてしまっていると思われます。

軽い症状であれば、トルクの強いミニポリッシャーにてキズの置き換えをしながら消していきますが、このホイールに関しては、それらでは限界があると判断しました。
よって、今回に限っては特殊な研磨法にて、これらをほぼ確実に落としていきます。
【施工後】


ほぼ、新品のような状態まで仕上げる事が可能です。
ホイール作業は、ここまで。
次回ブログにて、ソリッドブラックに対しての研磨工程。そして仕上げに持っていきます。
最後は単に艶を出すだけでなく、潤い感を与える仕上がりにしますので、ご期待頂けたらと思います。
ご愛顧ありがとうございました。

横浜山手Valkyrie Archie(ヴァルキリーアーチー)

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