現在、あらゆる企業やメディアから注目され、取り上げられている初代ガンダム。 ガンダムと言えど、と言うよりもガンダムだからこそ本気で取り組みたいと思います。 ※ラスト、ファイナルエピソードにて非常に自然な形で車に繋がっていきますのでご期待ください。 初代「機動戦士ガンダム」について。 当時のリアルタイムのガンダムブームまで、今回はエピソード1になります。 機動戦士ガンダム。これは私が小学生の頃にテレビで始まりまして、物凄く流行っていたアニメーションです。 ガンダム以前の日本のロボットアニメと言えば、コンバトラーV、ライディーン等の合体モノが多くストーリーは正義と悪者を二分した形、このようなものを描いたパターンが殆どだったと思います。今、思うとガンダムに関してはロボットをフィーチャーしながらも、人と人の対極面や未知である人間の力に於いても、独特の演出で作品が作られていたと思います。 ※ちなみにこの時代、まだスタジオジブリは存在していませんが興味深い事がガンダム作品総監督、富野氏は当時から常に宮崎駿氏を意識していたというものです。 まだまだ現在の様に、アニメーション制作技術が高くない時代ですので、現場では機材からパソコンから何まで、現代と比べたら何もかも足りなかった状況であった事が想像出来ます。 正に、これは、足りないからこそ出来る当時の現場の人間の知恵を駆使した「モノづくりの原点」であると考えます。 仮に今、世の中に初めて「ガンダム」が出て来たとしたらどうでしょう。きっと何かが違うはずですよね。 最新の技術を駆使した綺麗な映像で、凄まじい戦闘は描くことは可能でしょうが、この作品に於ける人間の持つプライド、嘆き、そして儚さはとても現代のコンテンツではまず不可能です。 それほどにこの初代ガンダムは、異質かつ、人間の曖昧さを巧くアニメーションという中で、よりリアルなヒューマニズムを描いています。 ガンダムの当時の記憶。 やはり、主人公アムロ・レイとシャア・アズナブルの戦いですね。 また、アニメ劇中の中に「ニュータイプ」と言う言葉が頻繁に使われ、また人間模様の描写、言葉の使い回しが非常に独特な使われ方をしています。 初代ガンダムに関しては、第一回目のテレビ放送では視聴率が悪く打ちきりになっていたそうですが私自身、この事は実は大人になるまで知りませんでした。 地球連邦軍とジオン軍。 戦う舞台も、地上と宇宙の設定分かれていましたが、あの時代から既に富野監督、日本サンライズはキャラクターの設定から、それらに纏わる一つづつの戦いの場所による位置付けを、驚くほど細かいニュアンスで表現されていました。 ※「ジャブロー」、「ア・バオア・クー」等、今も記憶だけで思い出せると言う、一つ一つの地名にさえ富野マジックは活かされています。 また戦争をモチーフに、起こり得る人間のエゴをリアルにアニメーションという枠の中で見事に高い次元で表現されていたと思います。 「今、何故ガンダムなのか?」 恒例のエピソードシリーズにて、今後しはらくお話しさせて頂きたいと思います。 次回、エピソード2「アムロ・レイの本質とは」から。またブームのきっかけ、天才富野監督による手腕とは?です。 更に細かい内容を兼ね、独特のリアルな観点からお届け出来たらと思います。 意外にも「ガンダム」は「GTR」とも繋がりがありますので、こちらはエピソード2にて。 G鈴木
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