2025カーコーティング施工の本質を
- gsuzuki9
- 2月21日
- 読了時間: 6分
2025年始まりましたね。今回は、カーコーティング施工でお悩みの方に向けて非常に重要な本質をお話させていただきたいと思います。皆さんはコーティングをご検討されるとき、どのようなことを目的として期待されているでしょうか。
一般的に車は新車、中古車がコーティングの対象になります。その中で、ディーラーコーティング、中古車屋によるコーティング、ガソリンスタンド他、専門店を含め、様々なものが世の中に存在します。「車を綺麗にする」という前提の中で各社、考えとブランディングがり、お客様に満足させることが何より大切なことです。
しかしながら、現在、その多くのプロモーションは「コーティングでボディーが綺麗になります」というものに定着されており、コーテイング自体認知されて来てはいるものの、本質なPR部分では不十分であると感じています。それらに対して、どの部分が有効であるかや、また、そうでない部分も具体的に触れていきたいと思います。

~有効的なコーテイング具体的説明と綺麗に維持するための洗車の取り組み方~
【新車コーテイングに於いて】
通常新車コーテイングをする場合、多くの価格が同じ車両での施工と比べ、施工価格が比較的安くなっていることが特徴です。その理由の一つは、施工側の手間によるものであり、特に硬化系ガラスコーティング性能のみに頼るアプローチと言え、コーティングとは、すれば汚れないではなく、汚れづらいが正解となります。
ただし、その効果とは新車コーテイング施工の大半であるコーティング塗布のみと、仕上げ研磨のみプラス、コーティング塗布だけでは、非常に低くなってしまいます。
〇新車コーテイング=コーテイング剤塗布のみor仕上げ研磨+コーテイング剤塗布
こちらが一般的な新車コーテイング施工メニューになります。上記の場合、あくまで新車肌に対するコーテイング膜厚のみよる防備なので、デメリット自体は下記のようなものが存在してしまいます。
1.コーテイング硬化中の早期、無機質の強い付着(ガラスコーティングの持つ、同成分同士の引き合う現象が起こり、洗車では落ちない症状に繋がりやすい)があり、ボディーの早期劣化になりやすい。
2.仕上げ研磨とは、艶を引き上げる手段のものであり、(※)初期研磨が入る入らないではクリア塗装の艶向上は新車といえど、大きく変わってきます。また、仕上げ研磨のみの作業の場合、新車に入っている僅かな新車傷は、完全に消し去ることはできない。
※初期研磨とは、初段階による傷を取り、クリア塗装の面を綺麗に剥く作業。
3.仕上げ研磨とコーティング塗布のみの場合、新車肌の凸凹を整える過程が出来ていないため、本来のコーテイング性能を十分に活かすことが出来ない。
以上の三つの点が、既存新車コーテイングに於ける不安要素となります。これらは、どんな高価で防備力を持つコーテイング剤を使用しても、特に屋外保管車両では、早い時点でボディーコンディション自体を落とす原因となり得るのです。
では、どのようなコーテイング施工が好ましいか?になります。
基本的にコーテイング剤のみだけで、防備や維持に頼る考えは大きな間違えであり、それらを活かしながら少しでも軽減させていくには、綿密な下地処理(初期研磨と仕上げ研磨)と、ボディーカラーや保管状況に合わせた洗車精度の高さが根本にあります。

まず、新車であっても、それなりの研磨量(初期研磨)を加えた上で、仕上げ研磨、コーテイング剤塗布が好ましいでしょう。
〇新車コーテイング=初期研磨+仕上げ研磨+コーテイング剤塗布
これらに、一部の高級車のように完全室内で保管されている車両以外は、磨き工程が入る前に最低限、ケミカルによる下地洗浄作業が入ることはデイテイリングの最低レベルとなります。当店では、新車に関しては、上記の施工法にコーテイング完全硬化の約1カ月後に、仕上がりの硬化チェック等、1カ月健診をさせていただいております。
コーテイングは、あくまで手段であって、下地処理あってこそ初めてその効果が発揮されていくものであり、コーテイングをすれば汚れないではなく、いかに綺麗に汚させるかが実は本質にあるのです。
~洗車精度の重要性~
ボディーコーテイングをする重要性より、いかに下地処理に於けることが何より大切であることは理解していただけたかと思います。車が綺麗になることは、一つの到達点です、そして、最も重要になることが「維持」となっていきます。
普段の洗車とその精度によって、ボディーコンディションの維持は大きく変わっていきます。洗車時に最も重要なことは、その洗浄時と拭き取り方です。たとえば、力任せの洗浄は汚れは早く落してくれますが結果、ボディーに傷を激しく入れてしまいます。また、その後の拭き取りも非常に重要です。
塗装には、大まかに分けると「柔らかい塗装」と「硬い塗装」に分かれます。一般的には、欧州車の方が硬く、国産車の塗装が柔らかい塗装とされています(そうでないケースも存在します)。
これらは、どのような意味を持つのか?には理由があります。洗浄時、拭き取り時と欧州車と国産車では手に力を入れる強弱があると洗車傷を抑えていくことが出来、例えばメルセデスベンツの塗装には、ある程度の力を使っても傷は入りにくいのですが、トヨタの塗装であれば、特にソリッドカラーであれば簡単に拭き傷など入ってしまうのです。
実際には、プロでも容易く入ってしまう程なので、品質の良いクロス使用をすることがベストな選択といえます。また、ご自分で洗車されないユーザーの方の場合、スタンドの機械洗車はかなりの傷が入ってしまうので、これらはコーテイング自体の性能も落としていく作用があるので極力、避けていくべきかと思います。
定期的な洗車、そして適切なクロス、また細部への洗浄を行ってさえいれば、維持に関しては確実なものとして美観は保つことが可能となります。

今回は、コーテイングによる本来の活かし方の本質と維持について、お話しさせていただきました。コーテイング施工は専門店であれば、正規ディーラーの精度を遥かに凌ぐ技術と性能を持ち合わせています。非常に重要なことは、「軽減と維持」によって、常に綺麗な美観が保たれるものです。
コーテイング施工をお考えの方は、是非参考にしていただけたら幸いです。次回は、よりデテイリングに迫った「コンパウンドと研磨精度」のついて、お話させていただきたいと思います。

株式会社ヴァルキリーアーチー
神奈川県横浜市中区本牧間門25-11プロミネンス本牧103
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