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「スカイラインGTR 第二世代デザインについて、、、考えてみるエピソード6」

こんにちは。横浜山手ヴァルキリー・アーチーのG鈴木です。前回の引き続き、第二世代スカイラインGTRでデザインについて触れていきたいと思います。これはGTR代表作、R32のと繋がるのですが、80年代中期、日産は国内最高峰レースのグループAで激しい戦いを強いられていたところから始まります。このレースで日産が挑んでいた車はスカイラインGTS-Rになりますが、ライバルのフォード・シエラ等の競合には大苦戦そのもの。そこで、日産は当時の開発主管、伊藤氏の手により兼ねてから開発されていたBNR32の投入を決意します。

伝説のスカイラインGTRの復活ですから、あの時代の日産ファンの方は、これほどまでたくましく強いGTRが帰って来た事は、大変嬉しい思われたのではないでしょうか?グループA、デビューレースは予選1位2位を独占した2台のGTRは決勝になると、3位以下の車を全車周回遅れという異次元の走りで観客を魅了します。  さて、この異次元の走りを手に入れたGTRですが、実際現代の車と比較しますと、シルエット自体はスカイラインらしさを継承しているものの、特に空力やダウンフォース面に於いてはまだ考えられていなかったと感じます。しかし、細身のライトデザインからグリルにかけ、またリップを加えた新しいタイプのブリスターフェンダーはどれを取っても、非常に高い次元でバランスされています。ある意味、スカイラインしながらも、いわゆる、飽きさせないデザインという言い方が一番正しいのではないでしょうか。 R32からR34に関して言えば、各々の性格は違うものの、基本的な車作りに関してもオーソドックスなデザイン面に於いてはほぼ同じコンテンツで設計されています。細かいデイテイール部分は、欧州車のような美しさで煮詰める方向ではなく、いかにも戦闘機「零戦」的であり、特にR32の持つ独自なオーラはバランスとコンパクトの融合であり、かつ攻撃的なスタイルである事を現在の今日でも感じることの出来るデザインとなっていると思います。1989年、華々しく、異端ながらデビューしたBNR32GTR、皆様にはどう感じる存在なのでしょうか?

 次回,第二世代GTR、BCNR33とBNR34デザインについて語らせて頂きたいと思います。         Valkyrie Archie G鈴木


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