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執筆者の写真Valkyrie Archie ヴァルキリー・アーチー G鈴木

【初期型カイエン】カーコーティング エピソード3

横浜市山手ヴァルキリーアーチーのG鈴木です。今回、初期型カイエンの研磨工程からです。今回の車両は、8万キロオーバー並行輸入車という事もあり、かなり厳しいコンディション。マスキングテープからのスタートです。

艶落ちの激しさと各部の染み付いた汚れは、簡単には落とせません。



このように、単にポリッシュしていくだけでなく必要な箇所に必要な分の加圧を加えます。ボディー傷に対して適切なコンパウンドを最初の時点で選定をしますが、こちらの車両の場合は意図的に先に艶も優先して艶も加圧コントロールにて出していきました。

理由はいくつかあるのですが、通常のルーティンでは初期による研磨は「傷取り」、仕上げによる研磨では「艶出し」という2工程で仕上げていきます。


しかし、今回のような年式の古く塗装が激しく劣化している場合は先に意図的に艶上げをしていく事もあります。多くのユーザーの方が誤解されている事ですが、車の本来の艶や光沢はコーティング剤で出すものではありません。短施工でする会社はそのような手法を取っていたりしますが、プロショップでは研磨技法による艶を出すが問われます。

上記のように研ぎ入れをした研磨は、非常に強い加圧も兼ねて行うので、その跳ね返り分、自分側のポリッシャーによる強いキズが付いていくので、この辺りはコンパウンドによる番数を変えながら徐々に緩やかなキズに置き換え、そして最後はゼロキズに持っていきます。


研磨作業も完了し、今回は当店の水溶性樹脂コートを使用しました。こちらの車両は弊社モニター車両てもあるため、少しづつクオリティーを上げながら常時綺麗なコンディションを保つ目的です。


【施工完了後】

つまり、コーティング剤による艶を出す成果は、精巧で手間をかけたものから始めて活きて来るのです。こちらのカイエンに関しては、初期による研磨にて傷を取りながらも、後の仕上がりに繋がるように研磨による研ぎがエッジ方向で作業しています。


オーナー様も大変ご満足され、これからも大事に乗っていきたいとの事でした。こちらのポルシェカイエンは、しばらくの間、施工後、またメンテナンスも兼ねて細かい詳細をお届けしていきたいと思います。


今回もご愛読、ありがとうございました。

予約制カーコーティング

横浜市山手ヴァルキリーアーチー


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