今回の品は、カー掃除機です。僕らの様なカーディテイリングの仕事は外装だけでなく、内装も綺麗にします。 その中でも掃除機は大事でして、その掃除機をワンランク、ツーランク質感を上げてみようと思います。
こちらの掃除機は、小さいながら形状は複雑、今までの様な物とは勝手も違うため、古く見せながらの高級感を出したいと思いました。
これは車も同様なのですが、樹脂パーツ剥き出しというのが一番、品質のクオリティを下げてしまっています。まだまだ更に、ゴム類、こちらも質感を上げるべきと考えますので、今回はその点で非常に苦労しました。
通常通り、あらゆる器具でダメージさせてから、サンディング→塗装→サンディング→塗装の繰り返し、これにあらゆるカラーで汚れや使い感を出していきました。
ところが、やはりいつもの物とは全く違う機械ですので、今一つ「リアル感」に欠けます。
そこで、通常の車の無機質汚れを落とす、特殊なクリーナーと木工用ボンド、アロンアルファ等を掃除機の箇所箇所に塗布し、しばらく放置。
そして、これらをドライバー等で壊し、クラックを入れダメージを入れていきます。ダメージが良い感情に出てから、例の魔法の絵の具「アイアン塗料」を使用します。
すると、どうでしょう、この世リアル感が出て来ます。
そして、更にこちらはの先端も。
かなり、金属の劣化感は出せました。やはり、難しいのが、ブーツのゴム系の部分や細かい部分の演出です。
何とか無事、各パーツ事に様々な味付け、ニュアンスを吹き込む事が出来たと思います。
やっと、「完成」ですね。
焼き具合から
汚れと使い古し、、。
全てがバランス良くなければ、リアル感は生まれません。また、やり過ぎになってしまうケースもありますので今後、チャレンジしたいと思う方は、その辺りの「自然さ」を意識されると良いかと思います。
また、面白い物があれば、チャレンジしたいですね。